日本の昔話、おとぎ話、民話

かぐや姫1 光る竹

光る竹

むかし、むかし、あるところに竹取の翁(たけとりのおきな)という者がいて、竹を切って、篭(かご)やざるを作って暮らしていました。
ある日のことです。いつものように竹を切りに竹林に行くと、一本の光る竹がありました。
その光る竹を切ってみると、中には、手のひらにおさまるような小さな女の赤ん坊が入っていました。
「きっと私の子になるはずの人だ。」
と思い、手のひらにのせて家へ帰りました。


翁(おきな):おじいさんのこと


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