むかし、むかしの話。 その年の夏は日照りが続き、雨がほとんど降りませんでした。 田んぼの土はひび割れ、おそらくこのままでは、実り(みのり)の秋を迎える前に、稲はすべてだめになってしまうでしょう。 村人たちは神社に集まり、どうしたものかと話し合いました。そして、雨乞い(あまごい)をしようということになりました。
雨乞い(あまごい):雨が降るように、神様に祈ること