日本の昔話、おとぎ話、民話

鶴の恩返し7 別れの時

別れの時

翌朝、娘はまた前と同じ美しい反物を持って部屋から出てきましたが、
「私は、雪の日に助けていただいた鶴です。ご恩を返すためにずっと一緒に暮らしたいと思いましたが、鶴の姿になっているところを見られてしまったので、これ以上一緒に暮らすことはできません。短い間でしたが、とてもお世話になりました。」
というと、鶴の姿になり、山のほうへと飛び去って行きました。

               ー おしまい ー


まえのページへ まえのページへ 目次のページへ 目次のページへ