そのうちに、かぐや姫の美しさの噂(うわさ)が広まり、結婚を申し込みに、国中からたくさんの若者が翁の屋敷にやって来ました。 しかし、かぐや姫はまったく興味(きょうみ)を示すことはありませんでした。 いつも、もの想いにふけり、空を見上げてばかりいました。