
かぐや姫5 宝探し
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かぐや姫は、夕方、5人の若者が翁の屋敷に集まると、
一人目の若者には『仏の御石の鉢(ほとけのみいしのはち)』、
二人目の若者には『蓬莱山(ほうらいさん)にある玉の枝』、
三人目の若者には『唐(もろこし)にある火ネズミの皮衣』、
四人目の若者には『龍の首にある五色に光る玉』、
そして、最後の若者には『燕(つばめ)の持つ子安貝(こやすがい)』
という、どれも日本では手に入らない、とても珍しい宝物を持ってくるようにいいました。
5人の若者のうち3人は、この無理難題(むりなんだい)にうんざりしてあきらめましたが、残りの2人は、きっと宝物を持ち帰ってみせるといって旅立っていきました。
蓬莱山(ほうらいさん):中国で、東の果ての海にあるとされる仙人の住む山
玉:宝石、めずらしい石のこと
唐(もろこし):中国のむかしの王朝の名まえ。唐王朝(とうおうちょう)の日本風の呼び方
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