日本の昔話、おとぎ話、民話

かぐや姫10 別れの時

別れの時

いよいよ別れの時がやってきました。
かぐや姫は、使者とともに月の都へ帰らなければなりません。
姫は着ていた着物を脱いで、
「これを形見と思って、月の夜は私を思いだしてください。」
と翁に渡しました。
また、帝へは天人の持ってきた「不死の薬」を添えて手紙を届けるよう、使いの者に渡しました。
そして、天の羽衣(はごろも)を着ると、天人を連れて月へと昇っていきました。


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