まずは、村の庄屋(しょうや)が、狐の集落(しゅうらく)へと出かけて行って、竹蔵と狐の娘の結婚の話を進めることになりました。 都合(つごう)のよいことに、ちょうど狐の村長には、年頃の娘がいました。 狐の村長は、竹蔵が村一番の働き者と聞き、二つ返事で嫁入りの話を承諾(しょうだく)しました。 結婚式は、3日後、池のほとりで行うという約束をして、庄屋は村に帰ってきました。
庄屋(しょうや):むかしの村の代表者のこと